感覚としてフィーリングシグナル

縷々として感じたことを。日々の叙情や詩を綴ります。

日々を縷々として書留ます。

春に思う

4月。春。

私生活に大きな変動があり、

最近は忙しくてやりたいこともやれていない日々が続く。

 

街に出ると、真新しいスーツを着て

やれ就職活動の学生やら、やれ新入社員やらの声が聞こえてくる。

 

自分の耳に入ってくるのは現状を嘆くような発言や

不平不満の数々。

 

退屈だ。

 

非常に退屈だ。

 

そして不快だ。

 

 

僕だって不安だ。

 

この先どうなるか分からない。

変化した日常についていけない。

目まぐるしい。

 

 

夜、ベッドに潜ると頭の中を不平不満、不安な気持ちがぐるぐる巡る。

思わず叫びだしたくなってしまう。

「嫌だ嫌だ嫌だ!なんでこうなっちまったんだ!!」

今にも声になりそうな頭の中の叫びを押し殺してベッドから飛び降りる。

 

そして創作に没頭する。

 

音楽をつくる。

絵を描く。

文章を書く。

 

なんだっていい、頭の中の不安な気持ちさえ取り除くことができればなんだっていい。

 

とにかく没頭していたい。

 

何かモノを作っている瞬間だけが何もかもを忘れられる。

 

 

やっぱり僕はモノを作って生きていたいなって思う。

今はただ、誰かの為とかだいそれたことは言えないし、

自分の為にモノを作っていたい。

 

独りよがりでもいい、意味なんてなくたっていい。

 

自分が自分であるために。

 

ああ、春が嫌いになりそうだ。