感覚としてフィーリングシグナル

縷々として感じたことを。日々の叙情や詩を綴ります。

日々を縷々として書留ます。

今推しているアイドルユニット「星歴13夜」について語る

 

「今夜のかなた 夜のくに」

 

 

最近、アイドルグループの「星歴13夜」にハマっている。

今までアイドルを応援することはあったけれども、

ここまで熱中しているのは初めてではないだろうか。

 

きっかけは「Vanilla Drops」のMV。

 


星歴13夜"Vanilla Drops"Official MusicVideo

 

 

元々「mekakushe」や「少年がミルク」が好きで

コドモメンタルのYouTubeチャンネルをチャンネル登録していたのだが、

YouTube動画のタイムラインを眺めていたところ

「Vanilla Drops」のサムネイルを見かけ、

それに惹かれてクリック、再生。

 

イントロ、歌い出しから一気に引き込まれた。

電子音と甘い歌声の組み合わせが心地良い。

フリフリの衣装で踊る少女達。

パステルカラーの映像。

カラフルでポップなのに、何処か感じられる儚さと寂しさ。

 

全てが噛み合って私の好みのど真ん中。

自分の中の感性が激しく揺さぶられるのを感じた。

 

 

この1曲がきっかけですっかり彼女らの虜になってしまった。

正直、この曲を聴くまでは名前すらも知らないグループだった。

 

 

 

それからは過去音源を聴き、

いつかライブに遊びに行きたいと思っていたのだが、

世間は丁度コロナ禍、緊急事態宣言の発令。

なんともタイミングが悪いものである。

 

 

 


星歴13夜"Baby baby Cupid"Official MusicVideo

 

 

そして星歴13夜は2020年開催予定だった

「FemtoNovaSet Tour」

ライブツアーをYouTubeで無観客ライブとして映像を配信した。

こんな形でもライブ配信をしてくれる事に本当に感謝の気持ちが溢れた。

 

そして、そこで観た彼女達のパフォーマンスに心を打たれた。

全身を使った大きなダンス、オーディエンスを煽る掛け声、カメラ越しに観る力強い表情。

全てが彼女らの音楽を聴くだけでは気付くことの出来ない魅力が詰まっていた。

 

彼女達のキャラクター性とギャップ、

独自性のパフォーマンス、

その中でも感じられる彼女達らしい表現。

 

そのライブ映像で今まで気付く事の出来なかった新たな魅力が垣間見えた。

 

「応援したい」

「もっと有名になって欲しい」

「大きなホールで歌い踊る彼女達の姿を見届けたい」

 

そんな思いが沸々と湧いてきた。

アーティストを好きになってこんな思いになったのは初めてだった。

これが所謂"推す"というやつなのだろうか。

 

今までアーティストの表現する音楽、作品そのものを愛する事はあったけど、

こういう形でアーティスト自身にまで興味を持てたのはとても久しぶりだった。

「自分が好きでいられればそれで良い」

そんなふうに思う事は多々あったけど、

「もっとその先を見せて欲しい」

彼女達に対してはそう思った。

 

 

最近は世間も少しばかり落ち着きを見せ、私自身もプライベートの時間を多少作れるようになってきた。

 

そこで先日、初めてライブハウスで彼女達のライブを観てきた。

2020/10/25 渋谷チェルシーホテル

「ONE MAN LIVE 〜ハロウィンSP〜」

 

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ライブハウスのステージには画面の向こうに見ていた彼女達がいた。

確かに存在した。

 

久しぶりの感覚だった。

 

昔、憧れのバンドマンやアーティストを舞台で初めて目の当たりにした時のような。

 

ずっと会いたいと、パフォーマンスを実際に見てみたいと憧れていた

"星歴13夜" がそこに居た。

 

当日はハロウィンライブといったこともあり、

通常衣装と異なる特別衣装での出演だった。

特別衣装のチャイナドレスを身に纏い、

歌い、笑みを浮かべ、憂いを帯び、踊る。

 

 

ああ、久しぶりだな、この感じ。

ずっと憧れていたアーティストのパフォーマンスに打ちひしがれる感覚。

目の前のステージをただただ楽しむ感覚。

余計な思考や感情の一切を取り除き、その場にいることを歓喜する。

 

 

最近はこんな時勢なのもあって久しく忘れていた。

 

「ああ、やっぱり音楽って良いな」

心の底からそう思った。

 

音楽の面白さを今一度改めて痛感した。

 

アイドルグループのパフォーマンスをライブハウスで観たのは初めてで、

ものすごく新鮮だった。

彼女達の表情が音楽で変わる。

音楽が彼女達を引き立てる。

照明やステージ、演出もまた、彼女達を輝かせる1つの要素になっていた。

 

今までの音楽ライブ体験とはまた違う体験ができた。

映画や演劇を観た時の様な、

彼女達のパフォーマンスそのものに感動体験があった。

 

 

ああ、なんて美しいんだ、なんて素晴らしいんだ。

 

気付いたら涙が止まらなくなっていた。

 

こんな世の中だからコールやレスポンスはない。

でもオーディエンスには一体感があり、興奮が伝わってきた。

 

自分はただただ立ち尽くしステージの上で踊る彼女達を視線に捉え涙を流していた。

いや、そんな綺麗な言い方じゃあ表せなくって、

もうしゃくり上げながらの号泣。

涙は延々と止まらないし嗚咽する。

良いパフォーマンスを観た時は毎回こうだ。

 

感情が爆発してしまい制御が効かなくなる。

久しぶりのこの感動が堪らなく心地よかった。

 

そしてもう一度、自分自身も「夢を見てみたい」と、

諦めていた夢に今一度手を伸ばしてみたいと、

そんな気持ちになった。

 

目の前で彼女達のパフォーマンスを見届けていられることに感涙した。

 

 

 


星歴13夜 "Romantic Escape" Official MusicVideo

 

 

 

来る2021年1月3日、

HULIC HALL TOKYOにて星歴13夜の単独公演が開催される。

ホールでのライブ。

先ほど、先行抽選チケットの当落結果が出た。

私は志望の席のチケットを確保できた。

大きい箱での彼女達のパフォーマンスはどんなものだろう。

次はどんな景色を見せてくれるのだろうか。

今から楽しみだ。

 

またその頃、ライブレポみたいなものを書こうかな。

 

 

それでは今日はこの辺で、おやすみなさい。