感覚としてフィーリングシグナル

縷々として感じたことを。日々の叙情や詩を綴ります。

日々を縷々として書留ます。

星歴13夜単独公演『NanoDayBreaChronicle』を鑑賞しました

「ー見て!流れ星!」

「ーえ!?どこどこ?」

「ーほら!あそこだよ!」

 

 

2021年1月3日。

HULIC HOLL TOKYOにて

「星歴13夜 単独公演 NanoDayBreaChronicle」

を鑑賞して来た。

 

 

自分はまだ、彼女達の活躍を応援しはじめて半年程度、

それでも彼女達の成長をとても感じられる1日だった。

 

 

公演当日、

予約発券していたチケットを大切にバッグにしまい会場へと向かった。

獲得していた席は「スターゲイザー席」。

最前列からおおよそ10列後方以降が指定される席だった。

予約できる席にはグレードが設けられており、

値段が上がればステージに近い席が確保できるシステムだった。

自分が予約した「スターゲイザー席」は2番目に安い席だ。

 

予約した当時はライブも1度しか参加したことがなく、

星歴13夜にも詳しくもなかったためここで十分だろうという気持ちだった。

正直、レスポンスとか振り付けとかも分からないまま

前列の方に席を陣取るのはなんとなく気恥ずかしく感じたからだ。

 

運がよかったのか、予約を早く済ませたのが功を奏したのか、

自分が獲得したのは「スターゲイザー席」のなかでも最前列の席だった。

席の前が丁度通路になっていて、視界もかなり良好だった。

 

今まで参加したライブハウスでのライブとは違い、

ホール公演、かなり大きなステージが広がっていた。

バンドのライブを観に行く時もライブハウス以外の大きな箱でライブを見た事がないので

この経験自体がそもそも新鮮だった。

MOSAiCより大きな箱に身を置くと落ち着かない。

 

コロナ禍のなか、席は各席間1つずつスペースが取られていた。

こんな時勢でなければもっとたくさんの人がこの公演をライブで楽しめたのかな、

なんて思うと悲しくなってしまう。

そんな気持ちで配置された空席を眺めながら開演を待った。

 

席に腰を落とし、今か今かとその瞬間を待った。

 

 

 

暗転、そして明転。

ライトに照らされる彼女達がステージに立つ。

今までの衣装とは異なる新衣装での登場。

白色を基調とし、各メンバーのイメージカラーがアクセサリーに差し色で飾られていた。

 

1曲目、「ヨクトアステリズム」

今までライブハウスや配信ライブでも聴いた、聞き馴染みのある曲だ。

ただ今までと違うのは会場の規模。

広いステージで歌い、踊り、ライトに照らされる姿はとても煌めいていた。

-ああ、本当に格好良い

そんな感想が溢れ、音楽と彼女達のパフォーマンスに浸った。

 

ライブハウスで間近で見るパフォーマンスとは違い、

ステージ全体が一目で見渡せる、星歴13夜のグループとしてのパフォーマンスがとても際立っていた。
5人で呼応し合うダンス、音響で響くボーカル、身体全体を使って表現する表情。

そのどれもが今までのライブ体験とは違うものだった。

 

ひたすらに幸福で愉しい瞬間だった。

 

 

2曲目の披露が終わり、

メンバーの1人、浮あかねのみがステージに残り、

他の4人はステージから捌けた。

 

浮あかねが1人、マイクを握り歌う。

ソロ曲「Lost One」が披露された。

ステージが黄色くライトアップされる。

 

「ー誰か ぼくを助けて!」

 

歌がサビに入った途端、涙が溢れた。

その瞬間に彼女達が今、目の前のステージにいることを初めて実感した気がした。

 

egg manやチェルシーホテルの箱で観た彼女達が

こんなに大きなステージに立っている。

浮あかねがこんなに広い会場で1人歌っている。

想いが込み上げてしまって涙が止まらなかった。

 

ライブ観るとすぐ泣いてしまうんですよね、自分。

 

彼女達の姿、軌跡に胸が打たれた。

 

それからはもう涙で目の前が霞んでしまい、

まともにステージを見れない場面もあった。

 

ライトに照らされて踊る彼女達が、

美しく、儚く、格好良くて、

あまりに素敵過ぎて涙が溢れてしまう。

 

 

最後の曲は「せかいせんごと」

歌い終わり、彼女達がステージを去ると

 

「holoscoplot」がBGMで流れ、ステージに施された5色のライトが点灯し、

公演は終了した。

 

 

本当に素晴らしいライブ体験だった。

感動した、の一言で表現するのは物足りない公演だった。

 

ありがとうと、ただそれを伝えたい。

限界オタクと化した。

 

今回のライブの中で新曲の披露や

次回ライブツアーの発表などもあり、

更に飛躍していく彼女達から目が離せない。

 

彼女達が夢を追う姿を、夢のその先へ向かう姿を

もっともっと見せて欲しい。

今回の公演はそんな風に思わせてくれるライブだった。

 

 

 

次はどんな景色に連れって行ってくれるのだろうか、

今から楽しみだ。